六甲の家
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時間を経ても風合いが増して、より良くなっていく素材を使いたい。外壁は石やタイル、床は無垢材、壁はシックイにしたい。

セキュリティー性能を高くしたい。

角地にあり人通りも多いため、外から中が見えにくいつくりにしたい。ただし、光は取り入れたい。

台所、家事室のつながり等、家事導線を合理的にして欲しい。

幹線道路沿いの角地という立地条件の下、セキュリティーとプライバシーを確保しつつ、日中の採光・通風を得ることが出来る開口部を検討。結果、内側に折りたたんだような外壁面の構成とスリット状の窓が生まれました。

敷地にある法的な制約から建物を構造的に分断する必要があったのですが、その制約を逆手に取り、全体のボリュームを分割してブロックを組み合わせたような形態とすることで、圧迫感や威圧感が出ないようなデザイン処理となっています。

外壁には特注のタイルを採用しました。「深みが有り、かつモダンな」ニュアンスを得るために、岐阜のタイル工場まで何度も足を運び、タイル職人と打合せしました。

床材は上質なタモ材。その他の造作材・建具材では吉野杉を使用。

所在地 : 兵庫県神戸市
概要 : 戸建/鉄筋コンクリート造+鉄骨造3階建 混構造
引渡し日 : 2009年
写真 : 平井美行写真事務所
面積 : 320m2(97坪)

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