「小泉さんは、NOと言ってくれるのが良かった」
私を設計者として選んでくださった理由を、イギリス人のご主人に伺った際、そう答えてくださいました。
設計者として譲れない部分をはっきりと主張したことが、かえって信頼につながったのだと感じています。印象に残る嬉しい言葉でした。
旗竿地で南側隣地が近接していたため、明るさを確保する目的で2階リビングを提案しました。
リビングの天井は吉野杉による合掌づくりの梁を表し、構造の美しさをそのまま感じられる空間に。
リビングとダイニングの間には緩やかな段差を設け、視線と気配がつながる落ち着いたLDKとしています。
キッチンのそばには奥さまの書斎コーナーを設け、家事や仕事をしながら家族との距離を感じられる場所としました。
外部環境が唯一開けた東側には、大きな開口部を設け、そこから視線が遠くまで抜けるよう計画しました。
閉じた敷地の中でも、光と風の通り道を感じられる構成です。
深い軒が夏の日差しを和らげ、多少の雨の日でも建具を開け放ってバルコニーへ出られる設えとなっています。
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岡本の家
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