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展覧会「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」を見て

// 2021.Dec.14

展覧会「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」を見て

// 2021.Dec.14

「好きな建築家はいますか?」と聞かれることがありますが、
私は学生の頃から「アアルト」一択です。




2014年8月と2016年11月の計2回、フィンランドへ旅をしました。
ヘルシンキを中心にアアルトの代表作を巡る旅。



憧れの建築に触れ、写真では分からなかった優しいディティールを知り、
とても感動したことを今でも覚えています。

しかし、学生だったこともあるのか具体的な知識がついた感覚がなく、
就職をして日々建築に携わるようになってから、
「フィンランドで見てきたことは意味があったのか」と考えるようになりました。


「初期の作品を見に行こう」と3度目の旅を決めたのが2019年末、
翌年2020年になると新型コロナウィルスの影響で海外渡航が難しくなり、
実現できないまま2021年を迎えます。






そんな今年の夏、
「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展を見に行きました。

展示を見ていくと、今まで忘れかけていたフィンランドの空気感を思い出しました。

あの旅で感じたことは既に自分の心の奥深くに染み込んでいたこと。
そして、日々大事にしていること(SWINGのPHILOSOPHYにも繋がります)の根源が、
あの旅から学んだことだったのだと気づかせてくれた機会となりました。


アアルトの特徴であるヒューマニズムと自然主義の共存、
「人々の暮らしを豊かにしながら、自然に寄り添う」
そんな空間作りを目指していきたいと改めて思いました。






また旅に出られる日を心待ちにして。




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