シェアオフィス&コワーキングスペースとして大阪本町の第一号店からデザインサポートをさせて頂いている施設です。本件は、茶屋町エリアでの展開となり、これまでで最大規模の設計となりました。施設のコンセプト(メンバー同士のイノベーションが誘発される環境づくり)を下地に、過去事例のフィードバックも加味しつつ、設計を進めました。
「ムラビト」と呼ばれる会員の皆さんが1から施設のカルチャーを創り上げていく未完成のワクワク感、ポジティブな場の雰囲気を高揚させるようなインテリアデザインが意図されました。
ビルの外部柱型に特徴的なタイルのボーダーや連続するアーチを、コワーキングスペースの特徴的なデザインとして内部にも展開し、内外を一体的に関連付けています。
また、茶屋町は街路樹やベンチ・休憩スペースも多く、歩行者の街路空間の豊かさが特徴的です。施設内でも、街場のような活気あるコミュニケーションが交わされることを目指し、ちょっとした腰掛けられる場を点在させたり、ミニラウンジを廊下の中ほどに配置したり、席レイアウトにも工夫を凝らしました。
かつての「若者の街・ポップカルチャーな街」の雰囲気から、大人が楽しめる街へ変貌している茶屋町のエネルギーを感じ、ビレッジのコンセプトとシンクロする空間を体現しています。
所在地:大阪市北区鶴野町4-11朝日プラザ梅田 2F
工事種別:新装
用途:コワーキング&シェアオフィス
延床面積:273坪
竣工:2021.10
設計:SWING/金山大, 姉崎隆介
施工:㈱渋谷
写真:冨田英次
クライアント:株式会社MJE
ウェブサイト:billage OSAKA 朝日プラザ梅田