木をふんだんに使用した、スタッフが落ち着ける雰囲気の訪問看護ステーションのオフィスをつくりたい。
3階建てとし、1階はエントランスと駐車スペース。
2階は将来クリニックを開設できるよう設備配管だけのスケルトン。
3階に訪問看護ステーションのオフィス、スタッフルーム、面談・ミーティングルームを設ける。
アルコール中毒の治療を専門としたクリニックより、訪問看護のためのオフィスを作りたいとお問合せを頂きました。
訪問看護の業務からオフィスへ戻ったスタッフがその疲れから解放される空間となるよう、木の住まいのような落ち着ける・癒される環境にしたいというご要望で、過去の我々のそういった実例を見られてのご依頼でした。
その答えの一つが木材がふんだんに使用された内装。柱・梁をはじめ、最上階の勾配天井も木をあらわしにした仕様としています。
ミーティングルームの横には気軽に外へ出ることが出来るデッキテラスを設け、出入り口の建具を引込み式として外部とのつながりをつくっています。
また、植物好きである院長先生の希望により、限られた植栽スペースへ多彩な緑を植えると共に、外壁には壁面緑化のためのワイヤーを張っています。そこへ数年かけてツル性の植物が伸び、壁面は緑のカーテンとなります。
こうした植栽計画も含めて、ともすれば込み合って雑然としがちな市街地の街並みに対して気持ちよい緑と景観を提供し、その雰囲気が、地域に貢献する医療施設としてのあり方を体現した建築になればと願いつつ設計をすすめました。
WORKS設計実績/事例
新生会 訪問看護ステーション ポプラ
新生会 訪問看護ステーション ポプラ
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