60代ご夫婦お二人のための離れの設計。
本宅に隣接する敷地をご購入され、主にご趣味のピアノ、空を見ながら創作活動ができる書斎、客間としての和室をもつ平屋をご希望されました。
将来の介護時の暮らしにも配慮し、水廻りなど最小限の生活機能を有した小さな一軒家として計画がスタートしました。
隣地側へ適切な空地を設けながら敷地巾一杯に長手方向を6間半確保し、奥行き方向は南側の庭ラインと揃えるべく、母屋の壁位置と合わせた4間弱として建物の外郭ラインを決めました。
隣接する別棟と勾配も合わせた寄棟屋根とし、庭に建つ佇まいを整えました。寄棟屋根の下に出来る大きな空間は広間とし、空に近づくような半階上がった書斎と一体的に利用できる中心的な場としました。
多くの収納量をご希望された納戸は書斎の下、半地下に掘り込んだ空間に配置し、土足のままアプローチできる土間として庭と繋げました。本宅では暗い場所に配置されていたサニタリーは、庭を眺められる明るい南側に配置して清々しい空間としています。
断熱気密性能にも留意し、夏涼しく冬あたたかい心身ともにゆったりと寛げる住まいになりました。母屋に隣接する近場の二拠点居住の暮らしを豊かに楽しんで頂く週末別荘です。
WORKS設計実績/事例
箕面の週末別荘
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