「建築と美味しいものを巡る旅」後編です 👀
前編はこちらから ⇒ 「ソウル建築巡り、前編」
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③ リウム美術館(マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーヴェル、レム・コールハウス)

ソウルの中心、緩やかな坂道の先にひっそりと現れるリウム美術館。
世界的な三人の建築家(マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーヴェル、レム・コールハウス)の設計した建物によって構成された複合美術館です。
それぞれの建築が異なる表情を持ちながらも、敷地全体では見事な調和を生んでいます。
Museum 1(マリオ・ボッタ)― 伝統と重層の建築
白磁のような円形の吹抜け、その一番下はチケットカウンターを含むホールに繋がります。
吹抜けに面した螺旋階段を降りながら、各フロアの韓国古美術の展示室を見学する流れです。
フロアを繋ぐ通路は明るく、対照的に展示室は照度を抑えた空間構成。
時代の移ろいを、光の質でさりげなく表現しているように感じました。
歴史的な展示物の静かな空間を抜けると、
その先には現代アートのインスタレーションが現れ、一気に“現在”へと引き戻されます。

チケットカウンターがあるホールに戻ります。
カウンターの奥行きは1m以上ありそうな感じ。
アクリルの中には古材が納まっているようでした。
ロッカーの断面もゆるいアールになっていて、陰影が綺麗でした^^
Museum 2(ジャン・ヌーヴェル)― 闇と光のインスタレーション
Museum2は現代アートの常設展。
作品に応じた異なる空間がランダムに配置されていています。
「ここから入っていいの?」
と思うような隙間からも人々が出入りしていて、
展示物を好きな角度から鑑賞できる自由な作りでした。
表現が多様な現代アートに適した構成ですよね。
Samsung Child Education & Culture Center(レム・コールハウス)― 光と透明の建築

企画展示機能と教育機能を同時に担う空間です。
大空間のギャラリー空間に、四角いボリュームの展示空間が角度を振りながら配置されています。
構造体の見せ方やボリュームの組み合わせは非常にダイナミックで、
複雑な構成でありながら、全体としてはどこか軽快で、自由な動線と視線の抜けが心地よい空間でした。
黒い部分は暗闇の中にアート作品が展示されています。

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建物、展示空間を見学して印象深いスポットが沢山ありましたが、
Museum1の韓国の伝統美術品の展示が一番心に残りました。
展示品だけが繊細に照らされて、展示室を繋ぐ円形の吹抜け空間もドラマチックで。
見入ってしまい、写真をあまり撮っていなかったのが心残りです(;;)
④ D&DEPARTMENT SEOUL

リウム美術館と同じく梨泰院駅の近くにあるD&DEPARTMENT SEOULへ。
(2025年7月25日に閉店したそうで、今後の拠点は未定みたいです)
入口がすごく分かりづらくて諦めそうになりましたが無事に到着。
踊り場?にkarimoku new standardのショーケースが!
馴染みあるプロダクトに安心しつつ、2階のアートスペースを見学しながら3階のお店へ。
D&DEPARTMENTはナガオカケンメイによって創設されたストアスタイルの活動体。
地域の「個性」と「息の長いその土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行っているそうです。
引用元:D&DEPARTMENTサイト
日本国外の店舗へは初めて行ったのですが、
韓国の日用品が販売していて、どの飲食店でも出てくる銀色のコップをお土産に購入しました。
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有名建築家の建物以外にも、可愛い雑貨、美味しいもの、
ワクワクするイベント、昔からの街並みと歴史、
何度も訪れたくなる魅力に溢れた街でした^^
帰りの飛行機のお供は、2019年の大ヒット映画「パラサイト」。
ソウルの街を歩き回った後だと、違ったものが見えてきますね。

また近いうちに🛫
Kumazawa





































