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「ドコモショップ丹波篠山店」移転オープン

// 2021.Mar.09

「ドコモショップ丹波篠山店」移転オープン

// 2021.Mar.09

3月6日に移転オープンを迎えた「docomoshop丹波篠山店」のオープニングセレモニーへお招きいただきました。
2019年末頃にご移転の相談を頂いてから、あっという間の1年でした。

ドコモショップ丹波篠山
県道からの北側外観。当日はあいにくの曇り空でした

丹波柏原店に続き移転プロジェクトを任せて頂けたのも「地域とつながる木造建築」というコンセプトに共感いただいたクライアントのご理解があってのことだと思います。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

来賓挨拶の場で、この建築を設計するにあたって大切にしてきた考えを少しお話しする機会を頂きました。

ドコモショップ丹波篠山
内装はdocomoさんの新デザインフォーマットにて設計されています(内装工事はvoiwellさん)

エリア特性を活かし地域資源である杉・檜の丹波材を構造のみならず意匠材にもふんだんに使った建築であること、天井面を傾斜させ二面解放のガラスを通して木造架構の構成美を見せるデザインとすることで、装飾に頼らずとも合理的にPRできること、循環型地域資源を使った店舗そのものが企業ブランディングにも貢献することなど、シンプルな建築ですが色々な意味づけで成り立っていることをお話ししました。

また建築材料のみならず、環境負荷を抑えるべくサッシ性能や断熱・気密性能を確保し、日射抑制などにも配慮しています。建築時の経済合理性を極端に追い求めがちな店舗建築では、いわゆる坪単価という指標で測られることが多く、目に見えない部分の性能はおざなりにされることも多いですが、維持管理に伴うランニングコスト(空調費や広告宣伝費など)の点からもご理解頂き、お客様・スタッフ様にとって快適な室内環境が実現できました。

ドコモショップ丹波篠山
棟木となる大きな梁。力強さと生命力に満ちています。
ドコモショップ丹波篠山
ドコモショップ丹波篠山
上棟:屋根の野地板が貼られて「建築」が立ち現れた瞬間。丹波杉の美しい架構。

(建築工事は地元丹波の吉住工務店さん。素晴らしい技術力・対応力で完成まで真摯に応えて頂きました)

実店舗は、ブランドの大切なメッセージを日々発信する場として、これからも重要な役割を担いますが、持続可能な社会を循環していくためには、見た目の意匠性だけでなく環境性能も共に備わった施設であることが、これからの当たり前になるべきと思います。

ドコモショップ丹波篠山

内装はdocomoさんの新デザインフォーマットにて設計されています(内装施工はいつもお世話になっているvoiwellさん )

ドコモショップ丹波篠山
セレモニーが終わった後、続々とお客様が来場されていました。
docomotanba

この店舗を訪れるすべての方々にとって、それらを考えるきっかけの一助になればうれしく思います。
(5月に予定している撮影の後、worksにてあらためてご紹介します)

Kanayama

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