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レポート・記録

受け継がれる住まいの記憶、洋食の味(松阪のリノベーション)

// 2024.Dec.16

受け継がれる住まいの記憶、洋食の味(松阪のリノベーション)

// 2024.Dec.16



「松阪のリノベーション」担当の熊澤です。


今年の春に工事が完了し、先日写真撮影を行いました。
解体前から工事途中までの様子は、こちらにて↓
『着工、解体、現場終わりの絶品中華(松阪のリノベーション)』





柱や欄間、天井板や枠等、丁寧に設えられた既存の骨組み部分はそのままに、
壁や床、下地等の劣化した部分は新たに作り変えました。

ただ単にキレイに改修するのではなく、
壁は既存の土壁に合わせて表情のある塗り壁に、
ほぞ穴や木栓は既存建物の大切な一部と捉え、そのまま残しています。

既存建物が持つ木の美しさ、雰囲気は残しつつ、
断熱工事と二重サッシを設けることで、住宅性能を高めました。




改装前、二間続きの和室だったリビングの北側は、
ファミリークローゼットとランドリールーム等の収納スペースに。
壁面収納や収納スペースへの扉は、板張りの壁面に隠れています。


既存の障子はそのまま再利用し、
日中は照明をつけなくても障子越しの柔らかい光が広がります。
(撮影の為に移動したクリスマスツリーが写り込んでいますね🎄笑)



親世帯から子世帯へと受け継がれたリノベーション。
立派な大黒柱に刻まれた家族の大切な思い出が、次の世代に受け継がれていくこと、
その住まいづくりのお手伝いができたことを嬉しく思います。












今回の出張ごはんは、津市の老舗洋食店「中津軒」のランチセット🍴
明治44年創業の老舗洋食店。
長く受け継がれてきたデミグラスソースのハンバーグ、絶品でした^^





Kumazawa

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