French Caprice
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フランス・東京で修行されたオーナーが出身の地:和歌山で地元の食材を使ったフレンチレストランをオープンされたいという想いのもと、プロジェクトが始まりました。
まず、広大な敷地にどう配置していくか、郊外のレストランに相応しい雰囲気は何か、などオーナーのイメージを計画に昇華するべく、様々な配置計画や平面計画がスタディされました。お店のコンセプトは、オーナーの師となるシェフのバックボーンである、オリエント急行で提供されるアジア各国のエッセンスを盛り込んだフレンチ。
インテリアや外観イメージも、モダンでありながら邸宅の雰囲気も併せもつ建築をご提案しました。あわせて住居部分やガーデンもご要望されました。

クラス感に相応しい空間の質や豊かな時間を、お客様へどのように提供できるか。隣接する施設や道路からの喧騒を意識させず、独自の世界観をどうカタチづくるか、に建築のコンセプトが集約されています。
計画において最初のキーポイントとなる配棟計画、日射と方角の検討、開口部の計画、ガーデンとの距離感、厨房と客席の位置関係、外観・インテリアの素材のセレクト、照明計画、すべてが「豊かな時間と空間のおもてなし」のために計画されています。
素晴らしい料理を楽しむための背景として、あくまで建築が主張しすぎることのないよう注意を払ったデザインとしています。

所在地 : 和歌山県岩出市
概要 : 飲食店+住宅(木造2階建)
引渡し日 : 2015.02
写真 : 平井美行写真事務所
面積 : 204m2(61坪)
URL : 公式HP

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